総務省が情報バリアフリー環境の整備として表記の資料を公開しました。
アクセシビリティに対応した電子書籍の普及促進
この資料自体はPDFという,ちょっと微妙な感じではありますが音声読み上げをさせる際には日本語の誤読の問題とそれを解決するためのSSMLについて紹介してあります。
SSMLについては,冒頭の解説として
Speech Synthesis Markup Language の略で、W3C で規定されている言語仕様。日本語では、“音声合成マークアップ言語”という。合成音声を生成するのに必要な発音、声量、音高等々をテキストに対してマーク付けを行う目的の XML ベースの言語を示す。
http://www.w3.org/TR/speech-synthesis/
というW3Cの紹介があります。
例えば「三田」と書くと東京の人は<みた>と読みますが,兵庫県の人は<さんだ>と読むでしょう。
その文字をどう発音するかは文脈から判断しないといけませんが,文脈だけで判断できない場合があります。
上記の例としては
「私は東京の三田に住んでいます」
とするのならば正しく<みた>と読むかもしれませんが
「私は三田から来ました」
だけであれば,本当は<さんだ>と読んで欲しいのに<みた>と読み上げる場合があります。
しかし,上記のSSMLを例えばDAISYやEPUBなどの電子書籍に埋め込んでしまえば,正しく読めます。
この<埋め込む>というのは,ホームページなどはhtmlという言語を使ってレイアウトを表現しているのですが,それに記述するような感じで,見た目には見えないですが,裏で表現しているというような漢字となります。
詳しくは,上記の資料を読んでみて下さい。
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