クリックしたら、こうなった
前のエントリーで紹介した本,自分で買って読んでみました。
目次から
第1章 無料占い相談のカラクリ!―新たなるネット詐欺
第2章 女性から援助金をもらえる!?―出会い系サイト
第3章 「すぐに儲かります!」の真相―情報商材ビジネス
第4章 SNSで誘われた名刺交換会―マルチ商法
第5章 チャットでヒーリング体験!―セミナーの勧誘
第6章 代金を振り込んだのに音沙汰ナシ―オークション詐欺
第7章 突然パソコンがおかしくなった―迷惑メール&ウイルス
第8章 メールで相談を受けたら、こうなった―消費者センターの現状
面白かったです。特に著者の実体験を読み物のように書いてあるので,小説を読むように読んでしまいました。
しかしこんなに信用してもいいの,と思う事もありましたが,まあ,これは読者に興味を持ってもらうための演出かな,と思います。多分にルポをするために「潜入取材」をしているように思いますから。
怪しいサイトに近づかない,という事は多くいわれていますし,知らない人からのメールは開かないなど一般的な知識はあっても,「だます」側は,どんどん巧妙になってきて気が付かないうちにだましていきます。
なので,だまされないという防衛の意味だけでなく,「だまされた時にどうするか」という事が書かれていたように思います。
気が付いた内容としては
- そのままあきらめない
- 周りの人(相談センター)などに相談する
- 早めに対応する
- メールやWebの画面などを紙に残しておく
- 相手が誰であるか連絡先を確認する
などでした。紙に書いておくのは印刷できればそれが一番ですが,携帯電話などプリンターがつながらない物でも,画面の情報を紙に記録しておけばあとで証拠として残す事が出来ますし,大切な事だと思いました。
パソコンは,どういった動作をしているかが比較的分かりやすいですし,ウイルスソフトあるのでいいですが,携帯電話にはそういった事があまり気にもとめずに知らない先につながっているなんて事もおこります。iphoneではこんな事もあるので,気をつけないといけませんね
この本を読んで気が付いたのですがマジカルの運営はほとんど教員がやっているボランティアの会なので,事務所も無く,連絡先はメールアドレスとインターネットFAXのみとなっています。
つまり連絡するための住所も電話番号も付記していない相手にイベント参加費だといって20,000円も送金してくれるなんて,参加される皆さんに信用されているのだなぁ,と嬉しく思うとともに,責任感を感じます。
インターネットなどのサイトでまず見ないと行けないのは,連絡先がちゃんと表示されているかという事だそうですから。
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