国立特別支援教育総合研究所 平成21年度終了分研究成果報告書
いろいろあって,昨年度の国立特別支援教育総合研究所の研究成果報告書が先日出されました。
この中でICT関係といえは
小・中学校に在籍する「病気による長期欠席者」への特別支援教育の在り方に関する研究 -子どもの病気と教育資源の実態把握を中心に-
にある,
第2部 事業展開型研究編
第1章 病気のある子どもの教育の充実を目指したICTの活用について
というのがあります。病弱の子どもたちへの支援にICTを活用することについて,研究所を中心に地道に学校現場とつながって,実践が行われています。
山形県立山形養護学校
熊本県立黒石原養護学校
沖縄県立森川特別支援学校
の各校の実践が書かれていますので,是非ご覧になってみてください。
この他にも
肢体不自由のある子どもの教育における教員の専門性向上に関する研究 -特別支援学校(肢体不自由)の専門性向上に向けたモデルの提案-
には
千葉県立桜が丘特別支援学校
の実践としてAAC機器の活用としてレッツチャットを使った実践が載せられています。
また,面白かったのは
言語障害教育における指導の内容・方法・評価に関する研究 -言語障害教育実践ガイドブックの作成に向けて-
の中の
第3部 特別寄稿 -研究パートナーの研究活動から-
の中でアメリカの言語療法士の活動が紹介されていて,その資質を高めるための研修の質が高いことは,最低限のAACに関する知識は伝授され,現場に行ってもすぐにその力が発揮できるといった点は日本にも参考になると思いました。
どれもPDFのデータが20MBぐらいあってダウンロードするに時間がかかるかもしれませんが,ぜひ見ていただければと思います。
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