シアトル日記その5
ううん,あいだを開けてしまいました。こういったものはまとめて書かないといけませんね。いろいろな原稿の締め切りが今月の10日前後に重なっているので,それらも早く片付けなくてはいけません。気をつけないと。
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2日目はスノーホーミッシュ学校区に行きました。シアトルから北に向かって1時間半ほど車で移動した所なので,標高も高かったのかもしれませんが,ずいぶんと寒いところでした。それでも,ジャンパーなようなものを着ている人もいれば半袖のTシャツだけの人もいるので,いろいろだなぁと思いました。
さて,ここではまずCASCADE VIEW ELEMENTARY SCHOOLという小学校に行ってPTの資格があってATスペシャリストのPam Hundleyさんに会いに行きました。
Pamさんはこの学校区ですべての学校のサポートをしているのですが,起点の学校から毎日いくつかの学校を訪問してサポートを行っているとのことでした。
ただし,シアトルの学校区とは違い小学校10校中学校2校高校2校といった小規模なので,支援のしやすさもあるようです。(誤解を受けないように書くと,シアトルも他の地域に比べれば格段に支援はよくやっているとのことでした。ここでは規模の話として考えて下さい。)
まずは,この学校の見学をさせていただきました。
ご存じのようにアメリカの学校の新学期は9月から始まるので,年度が変わったばかりなのですが,前年度の終わり8月に学校中のPCの更新があってすべての教室にスマートボードが設置され,教材の提示に有効にしていました。
しかし,導入されたばかりなので,これから活用を進めるとのことでした。あとで聞いたところでは,このPCは経済政策の一環として入れてあるとのことでした。
学校のPCはシンクライアントのようになっているようで,サーバで一括して管理して,ソフトについてもそれを活用しているとのことです。
障害のある子どものためにソフトとしてはWYNNというソフトが学校区にすべて入っていて,どのマシンからも使えるようですが,障害のある子どものためにBookshareからダウンロードしてあるデータについては教師が管理していて,障害のないの子どもたちには使えないようになっているとのことでした。
リソースルームでは,肢体不自由や知的障害,自閉症など様々な障害の子どもたちがいて,それぞれの担当の教員と活動をしていました。
面白かったのは,教室を薄暗くしていて,視覚的な刺激を軽減させていたことでした。
Pamさんの部屋に連れて行ってもらうと,PTとしてのフィジカルなトレーニングの部屋の奥にAT関係の機器やソフトなどがたくさん配備され,必要に応じて学校区の子どもたちに貸し出すようにしているとのことでした。
iPadについても今後活用を検討しているとのことで,実際に見せてもらいましたが,有料ソフトのインストールについてはiTunesカードで購入しているとのことでした。
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