ATACの歴史
ATACまであと2週間ですね。
2009年のATACカンファレンスの案内には「1996年にスタートしました。」と書かれています。
しかし,私の記憶だとAACセミナーとして香川大学で開かれていたような気がします。
現存する最古のWeb情報が1997年の第2回カンファレンスです。
この年は大学ではなくて市内の会場を使っていたような気がします。
第3回は長野でした。長野オリンピックを記念しての唯一の長野でのカンファレンスでした。
私はマジカルメンバーと車で行ったのですが,帰りに高速道路が渋滞し,のろのろ運転での移動中に後ろの車にコツンと追突されたのを覚えています。本当にコツンという感じで怪我もなく,車もかすり傷程度だったので何事もなかったですが。
その次の年,ATACは東京と京都で開かれました。このプログラムが出ていないのですが,なにか別のプログラムの中に入っていたように思います。機器の展示という感じではなくセミナー中心でした。
聞くところによると,前年の長野の大会が大きな赤字が出てしまい,規模を縮小したとのことでした。
2000年からはいよいよ京都でのATACカンファレンスとなりました。カンファレンスのプログラムにマジカルの名前も出ています。長野のカンファレンスでも前の代表の吉澤さんの講演や機器の展示をさせてもらったのですが,1999年がセミナーのみだったので,マジカルが展示復活ですね。
2001年もマジカルが一般展示として出させてもらっています。一般展示で来ているにもかかわらず,お店を大きく広げてスタッフの方に怒られたのを覚えています。
2002年も展示で参加させてもらっています。ATACの機器の展示はこの頃が一番多かったように思います。私たちも様々な機器が出ていて興味深く回っていました。
2003年の予稿集を見ると「子どもたちが楽しくなるための機器の開発
―マジカルトイボックスの活動から―」というのを書いていたようです。
たぶん展示だけだったとは思いますが,展示の説明として原稿を載せてもらったのだと思います。
2004年は「教室や訓練室で使える楽しいパソコンゲーム」「地域の中でITサポートを目指すには」なんてのを話していたようです。この頃から「展示だけでなくて話もするように」と言われたのでしょうね。
2005年は東京でのセミナーと京都のカンファレンスがあります。前年にもAdvanced ATACセミナー2004というのがあるように京都の1回だけのイベントではなくなってきました。
この年の東京でのセミナーでもお話しさせてもらったのですが京都はどうしたわけか「AAC実践・特別支援教育 金森克浩プロデュース」なんてのを4本もやっていました。私のお知り合いの先生方をご紹介して,それぞれにお話しをしてもらいました。
2006年はマジカルのメンバーが別れて「肢体不自由の子どもたちのための小さなハイテク」というセッションと「障害のある子どもと玩具」をやっています。どちらも狭い部屋ですが満員でたくさんの人に聞きにいてもらいました。
2007年になるとぐっと発達障害関係のセッションが増えてきています。世の中も発達障害について関心が高くなってきた頃ですので,テーマとしては妥当ですが,マジカルはこれまでどおり重度重複のお子さんへの実践を紹介していました。
また,この年は例年使っていた京都国際会館ではなく京都市勧業館 「みやこめっせ」で行われました。
それから,アクセスさんに頼まれてスピーキングダイナミカリ-プロをデモしようとしたのですが,入れていたMac(の中にあるWindows)の調子が悪くって聞きに来て下さった方に十分説明が出来なかったのは誠に申し訳ありませんでした。
2008年,今の職場に移ってから初めてのATACでしたが,賢龍さんからアネックスという1番大きな部屋での講義を任されました。とても緊張しましたが,皆さんに関心を持ってもらい,そのあとのマジカルでの自主的な講義の部屋は参加者が入りきれなくて廊下で聞いている方もいらっしゃいました。
2009年,この前の年ぐらいから展示の規模がだんだん縮小してきました。それでもマジカルのブースをいただいて展示をさせてもらっています。まだiPadが発売されていませんでしたが,iPhoneの紹介セッションがあり,可能性を感じましたね。
2010年,節目の年ということで15年目になるのでクーデテックを同時開催するとのことでした。クーデテックはAACセミナーからATACへの切り替わりの時期に開かれたイベントでした。
昨年は私の関係のポスター発表が多数行われました。
こうやって振り返ってみるとATACという名前では全部出ていたんですね。(セミナーは除きますが)
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さて今年のATACはどのようになるのでしょうね。
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