プレゼンテーションにおける配慮事項
ここ最近,学会続きです。
先週は特殊教育学会,週末はLD学会です。
さて,学会の発表を見ているとプレゼンテーションの文字がとっても見にくく,私のように老眼が入っている人間にはとってもつらいです。
先日の発表でも筑波大学附属桐が丘特別支援学校の岡本先生の発表はとっても分かりやすくて内容的にも優れていたのですが,ポスターも見やすく作られていました。
さて,その特殊教育学会ではプレゼンテーションをする際の配慮事項が書かれています。
以下,大事だと思うので,引用させていただきます。
発表に際しての配慮事項色覚特性(色覚障害)・ロービジョン(弱視)をもつ会員のための情報保護のお願い
日本特殊教育学会では大会参加者の障害や特性に対応する情報保護を行ってまいりましたが、これまでの大会に倣い、第 50 回大会でも、その一環として、色覚特性(色覚障害)並びにロービジョン (弱視)をもつ会員が、視覚情報を支障なく受け取ることができるように対応したいと考えます。そこで、本学会で使用される講演会用スライドやポスター等の作成の際には、色彩や配色、文字の大き さ等に十分配慮していただきますように、ご協力をお願いいたします。
色覚特性(赤緑色覚障害:男子 20 人に 1 人の割合で存在)をもつ人には、見えにくい色彩や配色があ ります。資料作成の際には参考になる配慮事項をお示しいたします。弱視の方もほぼ同様の配慮で 見やすくなります。1. 使用する文字は太字にする
2. 赤色は見えにくいので、注意を喚起する色としては使用しない。
3. 緑色または黒地の背景に赤色(またはその逆)の文字や図の使用を避ける。
4. 黒を背景とした白や黄色の文字は見やすい。
5. 白を背景とし、黒のヘッジ(囲い)をつけた白い文字は見やすい。
6. 判別が難しい色同士の配色を避ける。
例:「赤・緑」、「深緑・こげ茶」、「ピンク・灰色」、「灰色・水色」、「黄緑・黄土色」、「青緑・灰色」、 「薄い緑・肌色」
7. グラフなどの図は、色のみではなく模様または文字などによる情報も加える・
8. グラフなどの図は、外周を黒でふちどり、その中に掲示する色同士の境目にも黒線を引く。 9. スライドの文字は太字で5行以内に大きく掲示すると見やすい。
10. スライドの背景デザインはなるべく連続して同一のものでそろえると目が疲れない
また,以下のサイトもとっても参考になるので,皆さん一度は見ておくといいです。
http://physiology.jp/exec/nisseishi/backnumber/87/861/
http://www.ieice.org/~wit/guidelines/index01.html
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本日は,家の洗面台の水漏れが起きてしまい,業者の方が来るのでお休みをいただいております。
休みなのに半分仕事をしているような感じで,なんだかなぁ。
もうすぐ修理が終わりそうです。
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