文部科学省「教育支援資料」にはICTATの記述が
10月9日に文部科学省は「教育支援資料」というのを出しました。
インクルーシブ教育システム構築に向けた300ページにわたる資料ですが,この中にはICTATに関する記述が多く書かれています。
たとえば第Ⅳ章の肢体不自由の項目では
上肢の障害のために,書字動作やコンピュータ等の操作に困難が伴う場合がある。そのためICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)やAT(Assistive Technology:支援技術)など入力装置の開発や工夫を行い,補助用具の活用に関するような指導内容を取り上げ,主体的な学習活動ができるよう指導する必要がある。
といったことも書いてあります。
先日のLD学会の時にも東大の近藤先生は海外では発達障害のある子どもの教育では必ずといっていいほどATのことが話題の中心になっているとお話しされていました。
日本でも,誰もが知っていて利用するようになってくれれば環境も変わってくるのではと思います。
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台風すごいですね。
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