学習上の支援機器等教材活用促進事業
先日,国の予算が決まりました。
文部科学省の特別支援教育関係の予算は他のものがシーリングされているにもかかわらず,増額されています。
その中でも表記の「学習上の支援機器等教材活用促進事業」という予算が付きました。
◆学習上の支援機器等教材活用促進事業【新規】 ( 584百万円)
障害のある児童生徒等の学習上の困難軽減のため、ニーズのある利用しやすい支援機器等
の教材開発を支援する。さらに、支援機器等アドバイザーを活用した指導方法の実践研究を
行うとともに、支援機器等教材についての情報を一元的に集約・データベース化し、全国的
な活用を促進する。また、デイジー教材等の教科書デジタルデータを活用した音声教材等の
効率的な製作方法の調査研究等を行う。
・学習上の支援機器等教材研究開発支援事業 9箇所
・支援機器等教材普及促進事業(国立特別支援教育総合研究所運営費交付金)
・支援機器等教材を活用した指導方法充実事業
・教科書デジタルデータを活用した拡大教科書、音声教材等普及促進プロジェクト
この予算の裏付けとなったのは以下の検討会報告です。
ということで,国立特別支援教育総合研究所では来年度から「障害の状態や特性に応じた教材や支援機器、指導方法、活用事例等に関する全国レベルで情報交換するためのデータベース」を作ることになります。
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これは,特総研だけで出来ることではありませんので,全国の皆さん,ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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