このブログも10年たちました
ふと思い返して,いつ頃から書き始めたのか調べてみました。
そうすると,これが最初の書き込みだったようです。
まあ,なんとシンプルな
ここではAT(アシスティブ・テクノロジー)に関する情報を紹介していこうと思っています。
としか書いていません。
タイムスタンプを見ると
2004年12月12日
10年前だったんですね。
この当時は、内緒のブログにしていて、公開していませんでした。
個人的にブログを書くというのもまだまだそれほどはやっていませんでしたし,教員だったのでどうしたものかと思っていたからかと思います。
その後も不定期に書いていましたが,今の職場に移ってから本格的に更新するようになり,今は1日1エントリー以上を心がけています。
本音としてはブログを知ってもらうことを通してマジカルトイボックスを知ってもらいイベントの参加者を増やしたいというきもちがありました。
しかし,今となって思うのはこういった形で「特別支援教育」「支援機器」「AAC」といったことをたくさんの人に知ってもらいたい,そしてその考えを理解してもらえる人を増やしたいということが大きいかなと思います。
よくよく考えると,教員になって約30年たちました。
約10年たったときには今の職場に研修員として1年間の研修をしました。
その時期と前後して中邑をはじめとする支援技術のトップランナーに会えたことが自分の今を作っているように思います。
そして,20年目。
このブログを作った頃に大学院に行きました。
自分の考えをまとめていったのですが,支援技術の有効性はよく分かるし,必要性も分かるのにおおくのひとに理解してもらえない,そんなジレンマから養護学校(当時)のセンター的機能の研究をしました。
そして,ここ数年。
タブレットPCが特別支援教育を大きく変えようとしているように思います。
これはとても大きなエポックメーキングだと思っています。
ですが,それと同時にどうしても伝えたい思いがあります。
それは,あまりにも当たり前ですが「機器ありき」ではないということです。
とても矛盾していますが,機器の事を知れば知るほど機器だけでは分からない大切な考え方を知るようになったと思います。
私にとってそれは単純ですが
コミュニケーション
です。
そして,それは
●コミュニケーション支援
であったり
●コミュニケーション環境
であったり
●コミュニケーション技術
であったりしました。
つまり,
人との関係の中で私たちは生きている
ということを基本として,それが阻まれることの問題と,それが豊になることで学べることと,人との関係の中で生かされていると感じることができました。
ですので,ネットワークを活用したコミュニケーションも積極的にやっていましたが,その先に<人>がいるからこそ,活用するのであってコンピュータが人に教えるだけでは何も楽しくなかったのだろうと思います。
これから,支援技術を学ぶ人たちにもそういった<コミュニケーション>をいかに豊にするか,そのための支援技術やICTを活用してもらえればと思っています。
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