こちらより
【感想】チャレンジタッチを辞めてチャレンジ(紙教材)に戻ることにした(3年生)
いつも参考にさせてもらっている「ひとぅブログ」の記事です。
ベネッセがやっているチャレンジタッチをお子さんに使わせていたのですが,その機能の不十分さから紙の教材に戻したとのことです。
その要因として書かれていたのが
1日10分でも毎日はしない
繰り返し学習はしない
適当に回答しても学習完了できる
親が学習の進捗を把握しにくい
苦手なポイントを見つけにくい
といったことがあげられ,
「理解していなくてもタッチをすると授業は適当に進められます」
ということを書かれています。
CAIではありませんが,コンピュータベースの学習教材の場合に,これまで培ってきた紙の教材のノウハウとコンピュータの良さとがまだまだ上手くマッチングしていない面があるのでしょうね。
もちろん
「学習が楽しい」
というメリットも指摘していますし,改善点として
「苦手な問題や傾向、改善のための提案、苦手問題を徹底して出題するなどの工夫が欲しい」
をあげています。
コンピュータならでの利用者の学習履歴の把握などをもっと分析できるようになると,紙ではできない良さが見えてくると思います。
まだまだ,発展途上なのだろうと感じます。
最後に書かれているかのことは,とても興味深い。
「チャレンジタッチ」はドリルなど+αの教材を購入して補完する必要がある
これって良くある「デジタルにするか,アナログにするか」
といった論議の時に私はよく「デジタルもアナログもそれぞれの良さを生かして」
と言ったお話しをします。
もちろん,全盲の方に紙の教科書を使わせるなんて事は考えませんが,発達障害のある子どもさんにICT外衣からといって,すべての学習活動をタブレットPCだけでやれば学習が完結するわけでもなく,紙の教材を使うことでよい学びができる面もあります。
井上先生の実践を見ていると,そういったマルチモーダルな学習体験をさせることで子どもの力が伸びているのだろうな,と思っています。
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こういった,通信教育の教材の場合は与えっぱなしになりますが,学校の場合には教師の教え方がとても大切になります。
家庭でも,親が子どもの学び方を知っている必要性はありますね。
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