ファシリテーションの基本は「強制」と「矯正」はしない
先日は長尾彰さんをお招きしてのティームビルディングの演習がありました。
いろいろと示唆に富むお話しや,実際に身体を動かしての演習があったのですがその中で表題のお話しがとても印象に残りました。
チームを作る際にはそれを運営するファシリテーターが必要ですがその人がやってはいけないことがこの2つの「きょうせい」だとおっしゃっていました。
これって,特別支援教育でも通じることかもしれませんね。
強制しても,子どもたちは動かない。
彼らにとって必要な支援が何かをよく考えて環境を調整する方が大切でしょう。
そして,矯正しようとしても,障害自体が変わるわけではない。
間違えた方向に行きがちだと思います。
この他にもう1つ面白いことをお話しいただいたのですが,それは
人間は否定形を理解できない
という話です。
例としてお話しされたのが
「バナナのことを考えてはいけない」
というような声かけ。
こういわれても,バナナのことをイメージすることはむずかしいですし,日本語独特の肯定か否定かが語尾に来るので,それまでには必ずイメージしてしまう。
これも,障害のある子どもさんたちへの声かけとして重要な事です。
長尾さんはこの時に,別の言葉で置き換えて
「りんごのことをイメージして下さい」
というような話をしていました。
学校では,よく
「○○してはいけません」
という指導をしますが,とても上手な先生は代替手段を提示して
「□□をしましょう」
という声かけをします。
そういった事に通じるお話しでした。
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後段のお話しは,おめめどうの奥平さんが講演されているときによく話されていることですね。
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