先週末はバリアフリー2015とキッズフェスタ2015の両方に行きました。
場所も対象も規模も違いますので,もちろんまったく違った展示会です。
ただし,期日が重なることもありますし,障害のある人を対象として福祉機器展としては東京都大阪という2大都市て開かれるものですので,参加される人も多数いたと思います。
私の関心分野である「支援機器」という視点ではどちらも今の日本の動向を示す展示会であることは確かですの,企業はどこに向かおうとしているのか,という点でも今年度の初めとして両方を見ておくことはとても有意義でした。
そこで,大きな違いは
バリアフリー2015のメインターゲットは
高齢者
であり,キッズフェスタ2015のメインターゲットは
こども
であることです。
そして,前者は必ずしも障害のある人とは限らないですし,後者は圧倒的に肢体不自由のある子どもでした。
市場規模として考えればその参加者数の違い(バリアフリー2015は10万人,キッズフェスタ2015は発表していませんが7500人ほどだそうです)以上に開きがあるように思います。
それでも,昨日行ったキッズフェスタ2015の熱気はとても凄いものでした。
そして,バリアフリー2015は対象の違いからかスーツ姿の人や学生さんがとても多かったのに比して,キッズフェスタ2015は圧倒的に親子連れのご家庭の方ばかり。つまりは,当事者参加の会です。
全国の特別支援学校でも福祉機器展を土曜日とかにやっていたりしますが,こんなに盛り上がる会もなかなかないでしょうね。
ただ残念なのは,私の関心のあるコミュニケーション支援に関するものはとても少なくなっている。
淘汰されているという考えもあるかもしれませんし,普及しているという考えもあるかもしれませんが,STさんたちがやっていたST@キッズフェスタのブースは狭い場所にもかかわらず,お客さんがひっきりなしでとても関心が高かったように思います。
「こんなものあるよ」という紹介はインターネットでやれるかもしれませんが,「どう使うか」はやはりそこに行かなければ具体的に操作することもできません。
そういった意味では,実際に手にとって試してみたり,使い方について相談できる場がまだまだ必要なのでしょうね。
さて,最後になりますが,キッズフェスタ2015で面白い車椅子が展示してあったので,ご紹介。
工房さんの展示コーナーにありました。
私自身は広島ファンではありませんが,こういったニーズもあるのでしょうね。
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