CSUN2015 その7
3日目の金曜日に以下のような、興味深いセッションに出ました。
Novel Access Solutions for Children with Severe Physical Disabilities
発表をされた方は病院のATスペシャリストだそうですが,(というか,病院の中にATスペシャリストがいる所が素晴らしいなと思います)
重度重複障害のある方の入力方法について,様々な方法があるとの紹介をしていました。
●声帯振動スイッチ(vocal cord vibration switch)
ネットで調べたら,こんな論文がありました。
首に巻いた振動センサーで声帯の高さを検知して,スイッチにするそうです。
身体の動きがあって,スイッチの適合がむずかしい場合にも首に固定しているわけですからスイッチが外れることもありませんので,フィッティングが容易です。
こんな事できるんですね。
●muscle switch
MMG switchといっていました。
筋肉の動きをとってのスイッチのようです。
筋電スイッチかな。これも,身体にスイッチを付けるので,適合の時によいとのこと。
論文だとこんなものを見つけました。
The design and testing of a novel mechanomyogram-driven switch controlled by small eyebrow movements
●brain computer interface
脳波スイッチのようですね。
日本でもこれまでいろいろありましたが,なかなか適合がむずかしかったと感じますが,最近は進んだのでしょうか。
ちょっとよく分かりませんでした。
●安価な視線入力装置
CCDカメラだけの視線入力装置等のを紹介していました。
ソフトを工夫すればとりやすくなるという話でしたが,やはりTobiiのように,赤外線も併せないとエラーが起きるような気がしましたが・・・・
●Kinect Virtual Art Program
これは,スイッチではないのですが,ちょっとOAKみたいな感じで身体を動かすと絵が描けるというプログラムでした。
Kinect Virtual Art Program from Laura Diment on Vimeo.
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賢龍さんと一緒に聞いていたのですが,日本でもしっかりと重度重複の子どもの教育プログラムを作った方がいいとおっしゃっていました。
確かに,手探りでやっていますがより整理していけるといいですね。
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